今日は、甲南方面に用事があったついでに散策していたところ出会った新店、「一力」さんに初訪問した記録。場所は、甲南本通り商店街の一番北(2号線)からひとつ南の筋を西へ少々。以前、ポルチーニというパスタとドリアの専門店があった場所です。(神戸市東灘区 甲南町3-9-3 ブラウンコート101 )
お店の看板前には基本的なメニューやお値打ちなメニューが写真入りで紹介。初訪問の際には非常に助かる情報なのだが、「海鮮丼・刺身・海鮮御膳」と魚系がメインのお店とだけわかっていればいいか...と、さらっと流して入店。暖簾をくぐった瞬間に、大将が快く出迎えてくれた。
味のある(笑)手書きメニューを、ざっと整理させていただくと
●日替わり(?)サービスメニュー
・魚(煮付け)一力定食 680円
・エビフライ定食 680円
・トンカツ定食 680円
●丼系
・海鮮丼御膳 890円
・鉄火山かけ丼御膳 890円
・茶そば御前 890円
・サーモンマヨネーズ丼御膳 890円
・ステーキ丼御膳 890円
・うなぎ丼御前 890円
この他、盛りだくさん系の御前(980円〜)、単品メニュー、ビールや冷酒等が用意されている。
本日はトンカツ定食は売り切れですと案内があったが、トンカツという選択肢は当初からなし、魚系で検討した結果、海鮮丼御膳 890円をオーダー。(価格は全て税込)
冷たいお茶を頂きながら、調理行程を見える範囲で観察。
刺身を切ったり大葉を切ったりはわかるのだが、電子レンジを使ったり、緑のキャップの瓶(山椒?)を使っていたり。ご飯は一旦ボールに移して粗熱を取ってからオリジナルの調味料で軽く味をつけてから器に移動、イクラが登場、市販の刻み海苔が出たかと思えば、また、何かを刻んでいるような...
このように待ち時間に見る調理光景はかなり好きで、外食の醍醐味であるとすら思っている。
そうして待つこと10分少々、まさかの鰻がドーン!!!(これがレンチンと山椒の理由デシタ)大ボリュームの海鮮丼御膳到着。
「醤油は甘口なのでワサビをといてどうぞ」と大将から案内を受ける。丼の上からワサビ醤油としてかけてもいいのかもしれないが、鰻もあるし、ご飯にひと仕事されているのを見ていたので、ここは一旦保留で頂くことにする。
海鮮丼。鰻の蒲焼き、鮪、サーモン、いくら、ヒラマサ。
(海鮮丼は店内に写真での案内が皆無だったため、仕入れ状況よって内容が異なると思われる)
飯の温度、鰻の温度、刺身の温度は調整されており見た目ほどの違和感なし。鰻は国産ということは考えにくいが、ふっくらしており味付けも脂のノリもくどくない。その他の海鮮についても、北海道に行けば、築地の寿司屋に行けば、いくらでも美味で高価なものはあるが、価格に見合った以上の素材は用意されていると感じた。
そして、お吸い物。これは感動もの。椎茸の出汁が効いた柔らかなお吸い物に三つ葉の香りがふんわりくる、海鮮丼によく合うお吸い物でした。海鮮丼といえば赤出しのイメージだったが、こういうお吸い物もいいものですね。
奥にあるのは、サラダと蜂蜜梅。ゴマドレがかかったサラダはドレッシングの量が多過ぎるようには感じたが、野菜が箸で食べやすいサイズにカットされている工夫が嬉しい。蜂蜜梅は、好きな方には食後のデザートとして楽しめるのではないだろうか。
開店から2ヶ月足らずとのこと。大将自身も接客には慣れていない面は感じたが、手抜きなしで美味しいものを一所懸命に提供して下さる雰囲気は最高でした。
小さなお店で、営業形態も不明だが、近くに行く機会にはまた訪れたいと思う。
今日も、ご馳走さまでした。
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